2006年12月1日(金) -precious time with sheep



編み物が好きだ。
しかも複雑じゃなくて淡々と編めばいいだけの編み物。
それはつまりマフラーになる。簡単だし挫折しないし。
編み物に限らず、ゆったりと座って
ひとつひとつ無心でできることが好きなんだと思う。
だからテディベアを手縫いで作るのはすごく好きだった。
最近全然作らないけど。


何も考えずにただ針を動かす。無心で。
なぜか少しずつ気持ちが落ち着く。
それはまるで村上春樹の小説の「僕」が
アイロンをかけることで自分を落ち着かせるように。


1針縫うごとに、1目編むごとに
気持ちが静かになっていく。


冬が来た。
静かな冬の日を過ごすためにも
暖かくして外を歩くためにも毛糸が必要だ。
羊みたいにもこもこのオフホワイトの毛糸を買おう。

2006年12月3日(日) -先輩



同期もいないし、先輩もいない。
そんな社会人生活を送ってきたことは
たぶん私をタフにしたんだろうし
それはそれでいいんだろうと思っている。


上司はいた。もちろんいた。
片手で十分数えきれる素敵な上司と
両手両足で数えても数え切れない
反面教師の上司たち。


本当は。


「だめじゃない!」と叱ってくれる
同性の先輩が欲しかった。
しょうもない上司を一喝する先輩も欲しかったし
失敗した私に「くよくよすんな」と言ってくれる
先輩も欲しかった。


まあでも結局今のところそんな人には出会えていない。
でも諦めたわけではない。
きっといつかうっとりするような
カッコイイ女と出会える日が来る。


私がちゃんと生きていれば必ず来る。



2006年12月8日(金) -my bad habit

自分の大切にしている人が
困っていたり 悲しんでいたり。


それを知ってしまったとたんに
海の底にいるような気持ちになる。
こんな風に自分以外の人の気持ちが
自分の中に流れ込んできてしまうから
私は友達が少ないんだろう。


もし友達が100人いたら
私はきっと彼らが抱える「負」のパワーで
息が出来なくなる。
100人中100人とも幸せに楽しく
毎日をはずむように生きていてくれればいいけど
そうとは限らないし。


CMで広末涼子がポロポロ泣いている。
大きなまあるい涙がポロポロ浮かぶ。
かわいいなぁ。


私もあんなふうに泣いてしまいたいのに
昨日も、今日もそれができないままでいる。

2006年12月10日(日) -誉めないで

「Uさんみたいになりたいですよ」


なんて言われてしまった。
もちろん喜んでる。
そんなこと言ってくれる子がいて
うれしいなぁって思う。


でも心の半分は反対の気持ちでいっぱいになる。
はずかしくて、逃げ出したくなってしまう。
「そんなこと言わないで」と半べそな気持ちに。


どうしてだろう。誉めてくれているのに。
「Uダメだな、あほだ」と言われているほうが
なぜか嬉しくて安心する。


同年代の友達はありがたい。
絶対私を誉めたりしてくれない。
ちゃんとダメ出ししてくれる。


いつもありがとうございます。
これからもよろしく。

2006年12月10日(日) -バリ・サムイ島もとい年賀状

テロがあったりするからインドネシアは行きたくない。
とか思ったりもするんだけど
やっぱりどうしてもバリに行きたいって思うことがある。


ガラムの匂いと原色の島。


まあでもやっぱりタイにしようか。
そう言えばサムイ島にももう何年か行っていないし。
サムイ島の少し優雅なホテルにでも泊まってみようかな。
ちゃんと熱いお湯の出るホテルに。



・・・っていうか、突然何の話かしら、私。
つい最近ハワイに行ったばかりで
我が家は1年に何度も海外旅行の出来るような
お金持ちじゃありませんよ。


そんなこと考える前に年賀状はどうするのかね。
まだ買ってもいないし。
あれー。今日何日?10日?
あれー。年賀状ってまだ売ってるの?






あれー?

2006年12月12日(火) -春樹と龍

なんだこれは。春樹と龍。


ときどき本屋さんで「村上春樹」の所に「龍」が混ざってたり
「村上龍」の所に「春樹」が混ざっていることがある。
それをいつも直してしまう。
別に放っておいてもいいのに
どうしてもあるべき状態に戻してしまう。


まあ、でもたぶんそれは私だけじゃない。
・・と確信している。



チャオ。



はじめての文学 村上春樹
はじめての文学 村上春樹



はじめての文学 村上龍
はじめての文学 村上龍

2006年12月15日(金) -そうか。

明日なのか。


女の子は甘くてやさしくてかわいいけれど
ときどきびっくりするほど意地悪で
びっくりするほどあっさりと
同じ女の子を傷つけていく。


すごくよく切れるナイフで
何の迷いもなく切りつけるから
相手はたまらない。痛みに苦しむ。


止めなさい、そんな意地悪は。
やさしい女の子に戻りなさい。
そんな意地悪して何になる?
ばかな男に振り回されて
そんなふうに悪意に満ちた顔をして
幸せになれるかな?


なれないよ?

2006年12月17日(日) -ねむい

すごく眠いのに無理やり起きている。
今、夜中の1時半。


なにしてんだか。
まあ考えごとしてるんだけど。
まあどうせ考えるのは趣味なんだけど。


2006年12月17日(日) -ま、私はひとりで暮らすけどね。

「ロックンロール」


晴れた日にこの歌を聴くと
毎日楽しく暮らしているにもかかわらず
どこか遠くの行ったこともない街に行きたくなる。


初めて今住んでいる街に来たとき
全ての新しさに感動して
私だけの部屋に感動して
どこにどんな店があるのかわからない
そんなサバイバルな感じが嬉しかったことを思い出す。
たった22、3の若い女の子が
自分の力で生きることをスタートしたわけだ。
ロックンロールだねぇ。



長いヴァカンスが もしもとれたなら
さあ すぐに出掛けましょ
トランクひとつで とにかく南へ
車を飛ばして 私のことなんて
誰も知らないところへ


旧いレコードや 服は全部捨てて
さあ すぐに出掛けるの
たったひとりで
海辺の街まで 車を飛ばして
おんぼろラジオで
ロックンロール鳴らして


あなたの知らない
何処かで過ごすの


さあ すぐに出掛けるの
トランクひとつで
二日二晩 車を飛ばして
お昼ごはんは
サンドウィッチだけで済ませて


あなたの知らない
何処かですごすの


長いヴァカンスが 本当にとれたら
さあ すぐに出掛けましょ
たったひとりで とにかく何処かへ
車を飛ばして おんぼろラジオの
ロックンロールみたいに


あなたの知らない
誰かと暮らすの


【ロックンロール/ピチカートファイヴ】

2006年12月21日(木) -クリスマス

週末はクリスマスだから
普段食べない鴨のお肉を注文したり
ちょっと高いぶどうジュースを買ったり
なんだかんだでちょっと浮かれている。

ル・パティシエ ヨコヤマという店のケーキ。
場所が田舎だからとなめてはいけません。
抜群においしいんだから。
この前フルーツがたくさんのった
タルトを友達と食べたんだけど
すごーくおいしかった。その割りに安いの。


ル・パティシエ ヨコヤマ


タルト・カトルセゾン


来年はここでクリスマスケーキを予約しよう。

2006年12月22日(金) -今ごろ?



今朝、せいくんをある会社まで連れてってあげたわけです。
私の会社の隣の駅で会議だと言うので。
で、その会社の近くのスタバでコーヒー買って
「あーあー、おうち帰りたいなー」とか言ってたら
ふいに足元がガクっとなって
気づいたときはもう正座してるみたいな形に。
ひざは汚れちゃうし、痛いし。


せいくんがびっくりしすぎて
すごい心配そうな顔をしてたのが
今思い出すとおもしろくて
でもちょっと嬉しい。



で、問題は。
今ごろ(夜の11時半)になって
何か足首が痛いことです。
あと、打った記憶のない右の肘も痛いです。
これ以上痛いところが増えませんように。

2006年12月23日(土) -no fear



「Uちゃんは強いから味方にしたいんだよ。」


そう言われることが時々ある。
で、加えて「利用されないように気をつけなさい」と。
でもさぁ、利用されないようにって言われても
どうしたらいいのかよくわからないんだよなぁ。


誰かのために何かをしたことで
損をすることは確かにあるんだと思う。
でも私が「何か」をしたっていうことは
私の中でその「何か」をした方がいいって思ったということだ。


だから「何か」をしたことで損をしたとしても
それは別に誰かに利用されて損をしたわけじゃないんだよな。
でも近くで私を見ている人たちは
「もー、またUちゃんは利用されて(やれやれ)」って
思っていたりするわけですよ。


誰かに利用されないように
誰かに騙されないように
誰かに意地悪されないように


そんな風に生きるのは大変だ。
パワーがいる。
しかも何だかそのパワー寂しい。
そんな得体の知れない恐怖に怯えるよりも
信じてしまえ。


だってさ、利用したり、騙したり、意地悪したり
そんな人ばかりですか?
私はそうは思わない。
人を信じてしまえ。まるごと全部。


no fear.


その方がずっとずっと幸せに生きられる。


2006年12月24日(日) -メリークリスマス


メリークリスマス!


なんてそわそわしてるみたいだけど
私はクリスマスとか大晦日とか
とにかく年末に近い季節が苦手だ。


街はきれいだし、本当に楽しそうな人もいるし
忘年会とかがあって
本当は楽しく過ごせる時期なんだろうけど。


追い立てられるような
走り抜けるような
あれもこれも全部今年中にみたいな
あれもこれも買ってしまえ
ボーナス出たんだからみたいな
わさわさした感じが苦手なんだと思う。


早く1月1日が過ぎて、1月10日とかにならないかな。
私は特別な1日よりも
毎日の、一見退屈にすら見える、一日の
その中で起こるあれやこれやが
結構好きなのだ。


友達とのどうでもいい会話や
ベットの中で眠くなるまで読む本や
ストーブの上のやかんから出る湯気や
スポーツクラブでかく汗や
ジャグジーのぶくぶくや
車の中で歌うピチカートファイヴや
きれいな月。


私はそういうもので出来ています。
クリスマスプレゼントじゃなくて。



とにかく。


Merry Christmas, everyone.
love, peace and beauty+

2006年12月27日(水) -雨なのに



外は大雨だ。
シャワーを全開にしてるみたいに
ものすごい雨だ。


本当だったら「わぁ!」って思って
しばらく外を眺めたり
玄関のドアを開けて外に出てみたりするのに
今日は全くそんな気になれない。


「いつもだったら楽しいのにな」


そう思えば思うほど
どんどん悲しくなってくる。
今日の私は元気がないのだ。


クソみたいなやつはたくさんいる。
でももっと嫌なのは
そのクソみたいなやつと談笑した私だ。
返事なんてする必要はなかった。
あんな人たちに。


自分で自分に呆れている。

2006年12月29日(金) -もうめんどくさいから


年賀状の写真を家の中で撮ろう。
で、絶対明日作る。



がんばれ、私。



2006年12月31日(日) -2006

ゆっくりと始まった2006年。
そして全体的にぼんやり暮らしていた気がする。


仕事は何だかんだで忙しかったけど
まあそれも冬の始まる頃には何とか収まった。
嫌なことだってあったけど
いいことだってたくさんあった。
出会いもあって、サヨナラもあった。
サヨナラしないと出会えない人もいるわけで。


身に起こること全てを
ゆったり、どっしり構えて
「まあそんなこともあるよね」と
いつか言えるようになる日は来るんだろうか。
いつかそんなふうになれるように
日々精進しよう。





フセイン大統領が死刑になったと。


死刑執行に向かう彼が
何度も何度も何度もTV画面に流れる。
悪い人なんだろう。
ひどい人なんだろう。
でも悪いのは彼だけなんだろうか。
偽善者みたいだけど
私は画面に向かって
「あたりまえだわ」とは思えなかった。


殺したり殺されたり
殴ったり殴られたり
いじめたりいじめられたり


そんなことのない2007年が過ごせますように。




・・・それから、3kgやせられますように。



みなさん今年もありがとう。
よいお年を。

Akiary v.0.51