2007年9月2日(日) -2007-08-25-13-56


「お父さん、きっと週末に逝ってしまうんでしょう?」


なぜかそう思っていた。
平日の昼間や誰もいない夜中ではなくて。
いつなのかはまったくわからなかったけど
とにかく週末に。


「もう少し待って」なんて言ってごめん。
最後まで頑張らせてごめん。
ずっと頑張ってばかりだったのにね。
頑張ってばかり。戦ってばかり。
最後に何を話したんだろう?
全然思い出せなくて悲しくなる。


金曜日、「またね」と言った私に手を振ってくれてありがとう。
「また明日」の約束を守ってくれてありがとう。
私のありがとうは届いたんだろうか。
私のごめんねは届いたんだろうか。


私のことを100%わかってくれて
私のことを100%信じてくれる
あなたを亡くして途方に暮れています。


いつかまた会えるの?
最期に「またね、また会おうね」と
言いそびれてしまったから
会えないんじゃないかと心配しています。


今からでも間に合う?
またね。


またね。

2007年9月4日(火) -未熟者



誰かから見た自分の姿とか
手に入れたい物とか
ある種の名声的なものとか。


そういうくだらないことに惑わされて
私の目はかすんでいたんだろう。
ときどきあるんだよな、そういうこと。
要するに私はどこまでもどこまでも
未熟者だってこと。


真実を見極めるのは難しい。
まあ騙されてもいいんだけどさ、別に。
あんな感じの嫁ってお姑さんも扱いにくいよな。
私だって嫌だ、同年代だけど。
嘘をついてまでいい嫁でいようなんて思わないな、私は。
「お姑さんに嘘をついてうまくごまかしちゃった!」的な
話を聞いたときに気づくべきだったんだわ。
彼女は自分を守るためなら平気で嘘をつくのだと。


お姑さんと言えば、家のお義母さんもお義父さん。
彼らはどこまでもどこまでもいい人だ。
本当に両方とも大好き。優しくて、暖かくて。
やわらかくて、いい匂いがする感じ。
私はついてるなぁ。


私は未熟者だし、騙されることも結構あるし
ばかだから間違ったことばかりしてしまうけど
運がいい。


本当に運がいい。ありがたいことだわ。


2007年9月5日(水) -it's ok, it's ok



「元気?」


私がそう問いかければいいだけなのだ。
メールのひとつも送ってみればいいだけなのだ。


でもきっとずっとしないと思うな、私。
顔を見て「ねぇ、大丈夫?」なんて言われたら
きっと悲しくなってしまう。


だからこれでいいの。

2007年9月6日(木) -久しぶり。



ずっと眠っていられたらいいのに。
そう思った。


2007年9月10日(月) -運転席で

私は車の運転が得意じゃない。
・・というかヘタだ。


だけど車の中という空間がとても好きで
運転しているのも好きだ。
誰かを乗せていたり、狭いところを通ったり
縦列駐車しなくてはならなかったり
朝、会社の駐車場でKさんに
あおられたりしていなければ
運転するのはとても好きなのだ。


ちょっと景色のいいところで車を止めて
ぼんやりしてるのも好き。
会社の駐車場から見える夕焼けが
きれいなので、帰りに駐車場で
ずいぶん長い間ぼんやりしていることもある。


明日夕焼けを見よう。
たまには海の近くまで行って、車から。
夜空になりたての
きれいな夏の終わりの空を見よう。

2007年9月11日(火) -いいよ。


最近「会社で会わないな」と思った友達に
「元気?」とメールをしてみたら

「元気だし、今日席の近くまで行ったけど
電話中だから寄らなかったのだ」と言われた。
「飲みにでも誘おうと思ってさ〜」と。



とにかく全然元気じゃないから
「飲みに行ったりとかしたら泣くかもよ?」
と言ったら(脅したら)「いいよ」だって。


何だか色々気を使ってもらってしまったので
「申し訳ないねぇ」と言ったら
「そんなこと言わなくていいんだよ」だって。



ずいぶん年下のあなたにそんな風になぐさめられて
私も何をやってるんだか。
まあでもさ、大体君はいつも生意気だから
つい自分の年を忘れてしまうんですよ。



でも。



電話ありがとう。話せてうれしかった。



2007年9月13日(木) -have a nice dream.



ある男の人に「なに?さびしいの?」と聞いたら


「うん」


だって。かわいいよね。
まあ酔ってたからね。
さびしくなっちゃったわけだ。



往生際の悪いことしてないで
勇気を出してもう一度。
がんばれがんばれ。


2007年9月15日(土) -it's too late



「そっか、私はこの組み合わせが嫌いだったんだ。」


今日気づいた。・・というか思い出した。
だから家にも帰りたくなかったし
だからフラフラ夜の街を歩いていたし
だから空を見上げてタバコを吸っていたんだった。



なんだかずいぶん長い間忘れていたな。
ひとりだったこと。
いる場所があってよかった。
私の場所があってよかった。
出会えて本当によかった。



福田さん悪くないと思わない?
私はああいうしたたかさみたいなのは
全然嫌いじゃない。


やっぱりさ、あの少し重たい感じの
和風色が強い方がよくない?
私はきれいだなって思ったんだけど
わかってはもらえそうもないよ。


返事がなくて困るな、困るよ。

2007年9月20日(木) -ここではないどこかで



村上春樹の小説に出てくる
別荘とか山小屋とか、
とにかく山の奥のほうにある家に行きたい。


部屋で何となく音楽でも聴きながら
デッキにイスがあって、そこに座って。

それから、サワサワする木を眺めたり
深呼吸したら土の匂いがしたり
木漏れ日を楽しんだり
きれいな川の水をさわってみたり
夜は感心するほどきれいな月を見て
ろうそくの明かりでお風呂に入って
ベットに寝っころがって本を読んで
何か飲むものを持って夜空の下で
ちょっと歌ってみたりなんかして。


で、眠る。
朝日で目が覚めるまで。


ひとりでそうやってたいな。
心が歪んでしまっているから
ほんの少しだけひとりで。

2007年9月25日(火) -むかし、むかし。

遠い昔にJun Sky Walker(s)という人達がいて


目を隠されて、口もふさがれ、
そうして作られる
手足を縛られ、耳もふさがれ、
ケーキの出来上がり


生クリームを塗りたくられ
イチゴを上に置かれて


僕はクリームなんかいらない
おいしいイチゴも置いてほしくない


見せかけだけのデコレーション
見せかけだけのデコレーション
僕をいじくらないでくれ


こういう歌があってよく熱唱していた(部屋で)
でもなんていう曲だったのか思い出せない。
こんなに完璧に歌詞を思い出して歌えるのに。


ちょっと聞きたくなってi-Tuneだの
その他もろもろを探してみたけど
もうほら、あれよ。
Jun Sky Walker(s)そのものが見つからない。
このケーキの歌なんて全然見つからない。


「手に入らない」そう思うとほしくなるもので。
でも、ほしいものはほしいわけで。





・・・そうね。
温泉にでも行って、畳の上でごろごろしながら
ああでもない、いや、そうじゃないと
話すのも悪くないかもしれない。

2007年9月26日(水) -相談と言うより嫌がらせ。


ものすごく早朝から


「仕事のことで相談っていうか聞きたいことがあるの」
「他の人には聞かれたくないの」


面と向かってそう言われてしまって逃げられず
重たい気持ちで「わかった、後で」と返事。
聞いてみれば話は簡単で
「残業したいんだけど、何か仕事ない?」
・・ということだった。


それってさ「仕事のことで聞きたいこと」
・・・じゃないじゃないか。
それはあなたの私用だと思うんだけど。


そういうことがわからない人に
残業しなければならなくなるほど
仕事は集まってこないものじゃないかなぁって
心の奥のほうでかすかに思った。


でも口に出さなかった。
出さなくてよかったんだと思う。


最近「口に出さないでいる」ということが
やっと出来るようになった。

2007年9月27日(木) -お酒を飲む人

私はよくせいくんに
「もーぅ、またビールばっかり飲んで」と言う。
でも実は、アルコールをおいしそうに飲む人が好きだ。


南の島でおいしそうに注がれるビールの美しさも
品のいいとっくりに入ってくる日本酒も
ルビーみたいに光るワインも
女の子を酔わせるために作られた
きれいな色のカクテルも全部好きだ。


だから本当はおいしそうにビールを飲む
せいくんをいいなと思うことも多い。


だからさ、まるでお水を飲んでるみたいに
すいすい日本酒を開けていく
君もいいと思うよ。



まあさ、ちょっと酔ってるくらいじゃないとさ
出来ないこともあるしね。わかるわかる。

Akiary v.0.51