2006年10月1日(日) -記憶

記憶は時間をかけて形を変えていってしまう。
事実は少しずつ歪んだり、デコレートされたり。


いい記憶は長い時間をかけて本来の姿よりも輝く。
「そんなによくなかっただろ」と
誰かが突っ込んでくれないと
間違ってぴかぴかに磨き上げてしまうこともある。



嫌な記憶は長い時間をかけて
心の奥にそっと片付けられていく。
嫌な度合いが高ければ高いほど
きちんとたたんで片付けられている。
そして普通は開けて広げてみたりはしない。
そのとき見た嫌な蛍光灯の色も
鏡に映った自分の顔も。


でもそれをずっと引きずって生きられないから
そっと片付けてふたをする。
でも忘れない。


だからあの子の決断は正しいと思う。
恐ろしい記憶にふたをして
何年も何年も生きてきたのだ。
そして昨日、その嫌な記憶を
わざわざテーブルの上に出して
何が起こったのかを思い出した。


そんなことを何度もする必要はないよ。
暴力からは逃げればいい。
それが言葉の暴力だろうと
フィジカルな暴力だろうと。

2006年10月6日(金) -いつも一緒

私とせいくんは会社から帰ってくればいつも一緒だ。
休みの日だってそうだ。いつも一緒。
いつも同じ部屋にいるし、一緒にお菓子を食べたり
お昼寝をしたりもする。
いつも一緒の部屋にいる。


でも大抵の場合別のことをしている。


私が本を読んでいる横で
せいくんはサッカーを見てる。
私がビデオを観ている横で
せいくんは仕事をしているときもある。


今は、私がこうやってPCに向かっているとき
せいくんはなぜか本棚の整理整頓をしている。


家の中でも外でも同じことをする
(一緒にビデオ、一緒に映画、一緒にアウトドア)
夫婦もいるみたいだけど、家は違うなぁ。



で、ふと思いついたように話し始める。
数分前の会話はなんだったかな、と思い出してみた。


U 「ねーねー、やっぱり福田さん(自民党の)って
   そらまめに似てると思わない?」



せ 「あー、まあなんとなくね。つるっとしたところがね」


・・・ばかだ、やっぱり家はばかだ。

2006年10月7日(土) -体の歪み

「体が歪んでいると痩せにくいんだって!」


・・と言うのはもはや女子の口癖みたいなものですが
確かに体が歪んでいたら、新陳代謝が悪い気がするし、
筋トレしても妙な筋肉がつくんじゃないかと。


で、ゆがみは自宅で治せる!とか
あなたの骨盤歪んでませんか?とか
簡単歪み調整ストレッチ、毎日5分とか
そんな雑誌ばかりが部屋に。



超、熟読。



でもまだ治らない。


2006年10月8日(日) -あたたかいもの

ダカフェムービーで
ごみ捨てに行っただぁちゃんが恋しくて
空くんが号泣していた。


帰ってきただぁちゃんが小さくしゃがんで
「どした?」とただ優しく聞く。


海ちゃんがとても優しい声で


「だぁちゃんが行ったら
 すぐ泣き出した、悲しいけん。ねぇ?」



その全てが優しくて暖かくて
空くんがうらやましくて泣いた。


2006年10月10日(火) -お味噌汁 → もうだめだ

私は本当に極端な人間で困る。


普段いつも料理をするわけじゃなくて
我が家は外食天国だし
コンビニのお弁当を食べたりもするし
身体に悪いものばかり食べているくせに
いざ料理をするとなるといちいち面倒なことをする。


お味噌汁は必ず昆布と鰹節で出汁を取るし
ごはんは小さい土鍋で毎回炊くし
湯豆腐のたれ(?)もいちいち自分で作るし
ドレッシングもいちいち作る。


そんなことしてるから毎日出来ない。
お味噌汁は本だしで作ればいいし
湯豆腐のたれもドレッシングも買えばいい。


大体さ、会社の帰りに買い物するのが
死ぬほど嫌い。
あんな重い思いをした上に
帰ってきてお米といでご飯作るなんて!
だから宅配にすればいいんだよね。


でもこれには難問が残っている。
私は宅配便を受け取るのが泣きたくなるくらい嫌い。
だって知らない人だし、絶対男だし。



うわー。もうだめだー。



(話がそれましたが終わります)

2006年10月13日(金) -ピキピキピッキー☆


私はバカなので今からイチゴポッキーを食べます。


今は夜中の12時半です。


せいくんは「えー、今から?不良だなー」と。




・・・ふ、不良?

2006年10月15日(日) -うう脳

これはこっちに書こうと思っていたんだった。




今日せいくんが「利き脳」っていうのを
調べるテレビを見ていて
テストをやったら私は「うう脳」であることが判明した。


ずっと前に誰かに聞いたテストでは
私は左脳を使う超左脳人間だったはずなのに
今日見たテレビを見る限り、
私は右脳人間ということになってしまったわけよ。


こういうテスト↓


手の指を組んだとき、親指が下にくるのは右、左?
腕組みしたとき、手首が下にくるのは右?左?
実はこの手と腕の組み方には、
「脳のクセ」があらわれるという。


「ささ脳」は、まじめで几帳面。
「うう脳」は、楽天的なマイペースタイプ。
「さう脳」は、世話好きなおおらかタイプ。
「うさ脳」は、個性豊かな負けず嫌いタイプ。



ずっと「ささ脳」だと信じていたのに
「うう脳」このショック。



なによりも高田純次と同じだったことが悲しい。

2006年10月21日(土) -ばいばい

もうきっと本当に忘れてしまったのだ。
どんなに神経を集中してがんばってみても
そのときの気持ちを思い出すことができない。


思い出せそうで思い出せない。
触れられそうで触れられない。
懐かしくて甘い何か。


どうせ思い出せないのに
思い出せそうな気にさせられるから
君に会うのはイヤなんですよ。


ねむい。もうちょっと眠ろう。

2006年10月22日(日) -泣かないで

小さい頃に受けたいじめは
そうか、そんなに大人になっても
ずっと心を揺さぶってしまうのかと
ある人の(知らない人の)サイトを読んで思った。


いじめられた事実から必死に逃げ出して
やっと自由になったいじめのない暮らしの中で
彼女は人を傷つけ続けているという。
人が怖くて信用なんてできないから
本当にいい人かもしれない人のことを
きっとすごく傷つけているのだと。


このサイトの子はまだ若い女の子で
きっと今も何かが辛いんだろう。
ピチカートファイヴの
「きみみたいにきれいな女の子がどうして泣いてるの?」
・・っていう歌詞の歌を聞かせてあげたいなぁ。

2006年10月23日(月) -わたしって




なんかこう。。。意地悪だわ。

2006年10月26日(木) -透明な空に

すごい雨が降ったあとは空気中のゴミが雨で流されて
空気がすごくきれいなるんだって。
こんなに長く生きていてそんなことちっとも知らなかった。


私はただただ大雨が好きで
バケツをひっくり返したような雨が降ると
大雨を窓からうっとり眺め
ときにはベランダに出てずぶぬれになったりする。


でもその雨の後の太陽もすごく好きなのだ。
それがなぜなのかずっとわからなかったけど
それは雨の後の空気がきれいだからなんだなぁ。


大雨できれいになった空に
陽が落ちたばかりの空に
低く浮かぶ細くて白い三日月。


久しぶりにタバコが吸いたくなった。

2006年10月28日(土) -もしも

全然会ったこともない人が
なぜか私のことを知っていて
私が「あーあー」ってしょんぼりしているときに
世界のどこかから「がんばれー」
と応援してくれていたら?


インターネットの世界には
きっとそんなことがあるんだろうって思う。


そういうのっていいね。いいと思う。

2006年10月29日(日) -ジレンマ

本当はもっと毎日を丁寧に生きたいのだ。


朝ゆっくり朝ごはんを食べて
洗濯をして掃除をしてちょっと休憩。
コーヒーを飲んでぼんやりする。


スポーツクラブに行って汗をかいて
サウナでゆっくり身体を伸ばす。
「今日は何を食べようかなー」とか
考えながらぼんやりしてもいい。


帰ってきたらのんびりごはんを作る。
時間をかけて、手間もかけて。
せいくんにメールをする。
「今日のごはんはおでんですよー」とか。


帰ってきたせいくんに今日の出来事を話す。
「今日ねー、エアロビやったんだけどねー
またしてもイマイチだったー」とか。


私はたぶんそういう生活を嫌悪しているわけではない。
じゃあなんで働いてんの?ってことだよね。
確かになぁ、何でだろうな。
こんなにも許されてるのにね。
女が働かないことは。
家のことさえやっていれば。



いやいや、しかし人生わからないことだらけですな。


2006年10月30日(月) -広い世界でこんにちは。

私はわりと「ながらインターネット」をする。


テレビ見ながらインターネットとか
映画見ながらインターネット。
こんな見方をされてしまう映画って。
ごめんなさい。


で、なんかおもしろいことないかなーって
インターネットしてたら
思いがけないところから思いがけない人の名が。
世界は広いようで狭い。


同姓同名かとも思ったけど
どう考えても本人。


びっくりした。
もう夜中の2時なので寝ます。
無性に湯豆腐が食べたいのですが、我慢します。

Akiary v.0.51